横浜の中国語教室

効果的な学習に、他者との関わりは有用である。

入門期の学習者に有用な工夫があります。

テキストを選ぶ方法、実は簡単なもの

选择教科书,其实很简单。


16.

「本屋に行ってテキストを見たのですが、種類が多すぎてどれが良いのか分かりません……」。こういうお悩みは、実によく耳にします。確かに本屋の棚を眺めてみると、数え切れないほどの本の中からたった一冊を選び出すのは、なかなか難しそうに感じられます。

しかし、実はそこまで悩む必要はありません。

中国語の勉強は、長く続く一本の道です。残念ながら、「この一冊さえあれば中国語を完璧にマスターできる」というような魔法の教材は、この世に存在しません。どんなテキストであっても、最後まで学び終えた後にも、まだまだ勉強すべきポイントはたくさん残っています。

しかし幸いなことに、その逆もまた真実です。「この本の出来が悪すぎて、これで勉強すると中国語のスキルがかえって落ちてしまう」というような、明らかに質の低い教材も、実はほとんど存在しません。もしそのような教材が作られたとしても、出版社の審査を通らず、そもそも書店に並ぶことすらできないからです。

つまり、本屋で実際に手に取ることができる教材は、現実には存在しない「完璧なテキスト」と、これまた現実には存在しない「まったくダメなテキスト」の間に、すべて収まっているということになります。どんなテキストを選んだとしても、それを最後まできちんと勉強すれば、多かれ少なかれ、必ず中国語は上達します。そして、そのテキストを終えた後に、また別のテキストへと進んでいけば、そこでさらに実力が積み上がっていきます。

つまり本当に大事なのは、テキストの選び方そのものではなく、とにかく勉強を始め、それを続けることなのです。せっかく勉強する気になっているのに、本屋で迷い続けてそのやる気を消耗してしまう前に、少しでも良さそうだと感じた一冊を自信を持って手に取り、そのエネルギーはぜひ、目の前の勉強そのものに使っていきましょう。


【留学生の体験談】1時間かけて選んだ教材を1日で挫折した話

🇨🇳 福州での語学留学、渡航直後の書店での出来事

福州に到着してすぐ、現地の書店で「完璧な一冊」を探して1時間以上棚の前で悩み続けました。ようやく選んだ分厚い文法書は、しかし内容が難しすぎて1日で挫折してしまいました。落ち込んでいた私に先生が「随便选一本开始学,比纠结选哪本更重要」(どれでもいいからまず始める方が、どれを選ぶか悩むより大事だよ)と教えてくれました。

次はあえて薄めの入門書を適当に選んで始めてみると、最後まで続けることができ、次の一冊にもすんなり進めました。テキスト選びに時間をかけるより、選んだ一冊を最後までやり切ることの方がずっと大事だと気づいた経験でした。