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「難しい」と思いかけた時こそ、まずは「具体的にどこが難しいのか?」としっかり考えてみてください。例えば、初めて見る中国語の長い文章にパッと目を通した瞬間、「えっ、何これ?」と反射的に感じてしまう人は少なくないはずです。
そういう時に「先生、この文章が全然分かりません」とだけ聞いてくる生徒がいますが、実はこの聞き方では、なかなか勉強になりません。あまりに漠然としているため、教師の側もどこから説明すればよいのか分からず、正直なところ困ってしまうのです。
しかし、慌てずにもう一度その文章を見てみましょう。少しでも中国語に触れたことがあれば、たとえば文中の「我=私」という単語くらいは、誰でも知っているはずです。最初に「全然分からない」と思ってしまった文章でも、よく見れば少なくともこれくらいは理解できているものです。「我 」というように、文章の中の一部の単語だけでも意味が分かっているとすれば、その時点ですでにその文書の何分の一かは理解できていることになります。
つまり本当は、「全然分からない」のではなく、「この文章の中に、分からないところもある」というのが正確な状態なのです。この違いはとても重要です。「先生、この文章が全然分かりません」とだけ言われると、教師はどこから手をつければよいのか分からず、結局は要点を絞れないまま、ろくな説明ができなくなってしまいます。しかしその代わりに、自分がどの単語や表現でつまずいているのかを具体的に伝えてもらえれば、教師の側もピンポイントで、より分かりやすい説明を組み立てることができます。たとえば「この動詞の使い方が分かりません」「この接続詞の意味が分かりません」というように、分からない箇所を一つひとつ切り分けて質問する習慣をつけてみてください。それだけで、同じ授業時間でも得られるものが大きく変わってきます。
【留学生の体験談】「どこが分からないか」を聞かれて答えられなかった話
🇨🇳 南京の語学学校、文法クラスでの出来事
南京の授業中、先生に配られたプリントを見て「全然分かりません」と正直に伝えたところ、先生は「你能告诉我哪里不懂吗?」(どこが分からないか教えてもらえる?)と聞き返してきました。ところが、いざ聞かれてみると、自分でも「どこが」分からないのか説明できないことに気づき、恥ずかしさと同時にハッとさせられました。
それから分からない文章に出会ったときは、まず知っている単語に印をつけてから質問するようにしました。すると先生も的確にヒントをくれるようになり、「全然分からない」という状態から早く抜け出せるようになりました。