初級の方は何を忘れたらいけないか?その④
30.初級の方は何を忘れたらいけないか?その④
では、ようやく「初級の方は何を忘れたらいけないか?」の最終話にたどり着ました。
これはただ単によく会話に出る表現のことです。経験の話に使うのは分かりやすいでしょう。たとえば「昼ごはんを食べた事ありますか?」って意味なんだけど、これは「もう昼ごはんを食べましたか?」と受けた方がいい。少し感覚が 変わるといっても、一応過去についている話なのでこれでもまだ経験の話だな。 二つの意味のある表現といっても大体話の流れで区別しやすいです。一度もご飯を食べたことない人がいるわけがなくて、それを確認するように「昼ごはんを食 べたことありますか?」と聞かれるわけもないね。 「~をしたことがありますか?」も「もう~しましたか?」もの意味がするので、少しでも会話するとこの表現が出る可能性が非常に高い。ということは、 言われるときに理解できなければ相当な問題になってしまう。そして一番しっかり言われたら理解への道は自分で正しく使うこと。 これもまた文法で解決できる。一目でやや複雑見えるかもしれないが、これも自分で正しく使えば正しく使うほど文法のセンスが強くなって自動的のように区別できるようになる(これは以前#11、#19、そして#26で話しましたよね)。 では、これで「初級の方は何を忘れたらいけないか?」のシリーズが修了します。のちほど「中級の方には何を忘れたらいけないか?」のシリーズもやってくるので、その時も宜しくお願いします。
【留学生の体験談】経験表現を混同して誤解された話
🇨🇳 瀋陽での語学留学、友人宅での食事中の出来事
瀋陽の友人宅で食事に招かれた際、「你吃过东北菜吗?」(東北料理を食べたことがありますか)と聞かれたのに、「もう食べましたか」の意味だと勘違いして「まだです」と答えてしまい、友人に不思議な顔をされたことがあります。二つの似た表現を混同していたことにその場で気づかされました。
それ以来、経験を尋ねる表現と、完了を尋ねる表現の違いを文脈から意識するようにしたところ、似たような場面での聞き間違いがぐっと減りました。似ている表現ほど、一度でも正しく使い分けを体感しておくことの大切さを実感した出来事でした。