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最近この「中国語の勉強コツ」シリーズでは、文法を頑張ればリスニングも上達するという話を続けてお伝えしてきました。実は、これとは逆に、リスニングを通じて文法の感覚を少し伸ばす方法もあります。
色々な考え方がありますが、文法を勉強するよりもリスニングの方が楽だと感じる人は確かにいます。しかしリスニングというのは、基本的に音が自動的に耳へ入ってくるものなので、「リスニングを頑張ろう」と意気込んでも、具体的にどう頑張ればよいのかがはっきりしません。リスニングに力を入れるということは、結局のところ、中国語を耳にする時間そのものを増やすという話になります。それでは、そのリスニングが、いったいどのようにして文法の力を伸ばしてくれるのでしょうか。
少し話が変わりますが、私はもうずいぶん前から日本語を勉強しています。中国で受けた授業にしても、留学先である東京で受けた授業にしても、教材に出てくるのは必ず標準語だけでしたので、自分が普段使っている表現もやはり標準語が中心でした。
ところが、友人の中には関西出身の人もいます。人懐っこい性格で、会うたびに会話が盛り上がり、たくさん話をするのですが、不思議なことに、その友人が使う関西弁が耳に入ってくるうちに、自分が使う表現も、だんだんと関西弁寄りになっていったのです。
これと似たような経験は、誰にでも心当たりがあるのではないでしょうか。方言に限らず、友人や家族の間で流行っている言い回しや、よくテレビで見かけるタレントの決め台詞なども、何度も何度も耳にしているうちに、いつの間にか自分でも無意識に使ってしまうものです。
それでは、中国語の話に戻りましょう。中国語を耳にする時間、たとえば勉強用のCDや中国語の音楽、ドラマなどに触れる時間を増やせば、これと同じ現象が起こります。正しい中国語の文法や表現、言葉の並び方を繰り返し聞いていると、正しい中国語の音に耳が慣れていき、自分が話す中国語も、少しずつその正しい形に近づいていきます。ぜひ試してみてください。
【留学生の体験談】友人の口癖がいつの間にかうつっていた話
🇨🇳 寧波での語学留学、寮のルームメイトとの生活での出来事
寧波の寮で仲良くなったルームメイトが口癖のように使う言い回しを、毎日一緒に過ごすうちに自分も無意識に真似するようになっていました。ある日実家に電話した際、家族に「その言い方どこで覚えたの」と驚かれて初めて気づいたほどです。
方言や口癖が知らないうちにうつるのと同じように、正しい中国語をたくさん聞く時間を増やせば、自分の言葉づかいも自然とそちらに近づいていくのだと実感しました。文法を頭で覚えるだけでなく、耳から浴びる量を増やすことの効果を身をもって体験した出来事でした。