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中国語のリーディング力を伸ばすために、まず新聞を読もうとする人はたくさんいます。しかし、それが本当に自分に合った方法かどうか、一度立ち止まって考えてみましょう。
確かに新聞を読むことには、良い点もたくさんあります。値段が安く、専門店に行かなくてもコンビニや駅のキオスクで気軽に買うことができます。政治・経済・社会・スポーツなど、さまざまなジャンルの記事が載っているので、幅広い単語に触れられますし、紙も薄くて軽いので持ち歩きにも便利です。
しかし、さまざまな記事が載っているということは、裏を返せば自分がまったく興味を持てない記事も当然たくさん混ざっているということです。興味のない記事は、たとえそこに載っていても、実際には読み飛ばしてしまえば意味がありません。おまけに、まったく毛色の違う話題ばかりが並んでいると、出てくる単語もそのつどバラバラになり、同じ単語に何度も出会う回数が足りず、なかなか記憶に定着してくれません。
さらに、新聞はその名の通り「最新のニュース」を伝えるためのものですから、載っている話題の状況はすぐに移り変わってしまいます。一昨日の新聞を後から取り出して読んでも、あまり面白みを感じられないでしょう。おまけに薄い紙でできているぶん、単語にマーカーを引いたり書き込みをしたりしているうちに、すぐに破れてボロボロになってしまいます。語学は一度読んだだけではなかなか身につかないものですが、そう考えると新聞は復習用の教材としてはあまり向いていないのです。
そこでおすすめしたいのが、新聞ではなく雑誌を読むことです。
雑誌はまずテーマがある程度限定されているため、自分が本当に興味のある一冊を選べば、無理なく最後まで読み切りたいという気持ちになります。同じテーマを扱った記事が続くので、似たような単語や表現が何度も繰り返し目に入り、しっかりと頭に定着していきます。週刊誌や月刊誌であれば、今日中にすべて読み切らなくても、明日、あるいは明後日読み返しても、その面白さは変わりません。
自分の興味や趣味に関する記事を読んでいれば、実際の生活で自分が使う可能性の高い表現や単語を、自然と覚えていくことができます。洋服が好きな人であれば、ファッション雑誌を通じて海外旅行先での買い物に役立つ表現が身につきますし、運動が好きな人であれば、フィットネス雑誌を読むことで出張先のホテルジムでトレーナーと会話できるようになるかもしれません。自分の好きな分野を入り口にすれば、勉強を続けられる可能性はいくらでも広がっていきます。
【留学生の体験談】ファッション雑誌で覚えた単語が買い物で役立った話
🇨🇳 成都での語学留学、休日の買い物での出来事
成都に留学中、新聞を読んでも興味のない政治や経済の記事ばかりで長続きしなかった私は、思い切ってファッション雑誌に切り替えました。「打折」(セール)「尺码」(サイズ)といった単語は何度も記事に出てくるので自然と覚えていき、ある週末、実際に洋服店で「这个有没有大一点的尺码?」(これ、もう少し大きいサイズありますか?)と店員さんに聞けたときは感動しました。
新聞では出会わなかったであろう実用的な単語が、興味のある雑誌を読んでいるうちに自然と身についていたのです。自分の趣味に合わせた教材を選ぶことの効果を、日常の買い物の中で実感した経験でした。