横浜の中国語教室

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中国語 勉強のコツ | 聞くだけで身につくは・・楽じゃない


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「中国語を、机に向かって勉強せずに身につけたい」という人は少なくありません。「聞き流すだけで身につく」とか、「母語だって、別に勉強や暗記をしたわけじゃなく自然に覚えたはずだ」といった言い方も、よく耳にします。確かに母語は誰かに教わって暗記したというより、いつの間にか話せるようになっていたものですから、外国語もそれと同じ道で身につけられるなら、これほど魅力的な話はないでしょう。

しかし、母語は本当に何の苦労もなく身についたのかどうか、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。

生まれたばかりの赤ちゃんは、当然ながらまったく言葉を話せません。だいたい一歳前後になって、ようやく単語をひとつ、またひとつと少しずつ使えるようになります。二歳になれば簡単な文章らしきものを作れるようにはなりますが、それでも親にすら意味が通じない、ということはよくあります。

つまり、単語をひとつ使えるようになるまでに丸一年、簡単な文章を作れるようになるまでに丸二年という、気の遠くなるような時間がかかっているのです。しかも、これほどゆっくりとしたペースでありながら、赤ちゃんの耳に一日中入ってくる言葉も、自分が発しようとする言葉も、すべて例外なくその母語だけです。一日24時間、寝ている時間以外はずっとその言語に浸り続けて、ようやくこの進歩なのです。

赤ちゃんには他にやるべき仕事も予定もありませんから、これでも構わないのかもしれません。しかし、大人になった今の自分に、これほど時間のかかる方法が現実的でしょうか。仮に、職場でも家庭でも友人と会うときでも、自分の周りの人が誰一人として日本語を使わず、中国語しか話さないという環境に、四六時中身を置けたとしても、簡単な文章が作れるようになるまでには単純計算で730日、つまり丸二年もかかってしまう計算になります。

もうひとつ考えてみたいことがあります。赤ちゃんはなぜ、あれほど頻繁に泣くのでしょうか。そう、言葉を使って伝えることができないからです。オムツが汚れても、お腹が空いても、疲れても、体調が悪くても、赤ちゃんにできることは泣くことだけです。「勉強せずに言葉を身につける」というのは、聞こえは楽そうでも、実際にはこれほど大きな不便と時間を引き受けるということでもあるのです。

たとえば旅行中にお腹が空いてレストランで料理を注文したいとき、疲れてホテルの部屋を確保したいとき、あるいはトイレが近くなって化粧室の場所を尋ねたいとき。そんな場面で、赤ちゃんのように泣くことしかできない自分にならないように、中国語は今のうちからしっかり勉強として取り組んでおきましょう。


【留学生の体験談】「聞くだけ」で乗り切ろうとして困った初日の話

🇨🇳 西安への語学留学、到着初日での出来事

西安に到着した初日、「現地で耳を慣らせば自然と話せるようになる」と思っていた私は、単語や文法の予習をほとんどせずに渡航しました。ところがタクシーで行き先を伝えられず、運転手さんに何度も聞き返されてしまい、結局スマホの翻訳アプリを見せるしかありませんでした。

その夜、赤ちゃんが言葉を話せるようになるまで1〜2年かかるという話を思い出し、「聞くだけ」で身につけようとしていた自分の甘さに気づきました。翌日からは基礎的な単語と文法を毎日少しずつ復習するようにし、1週間後には簡単な道案内なら自分で伝えられるようになりました。