横浜の中国語教室

効果的な学習に、他者との関わりは有用である。

入門期の学習者に有用な工夫があります。

中国語は映画よりテレビ②:時間


9.

中国語の勉強には映画とテレビドラマ、どちらの鑑賞がより効果的かという話の続きとして、今回は「時間」という観点から考えてみましょう。

今の映画は、平均するとだいたい2時間前後の長さです。これはなかなか都合の良い長さで、大学の講義一コマに近い時間ですから、大人が集中力を保てる範囲にちょうど収まっています。

しかし、合計時間という点ではどうでしょうか。合計2時間だけで完結してしまうテレビドラマのシリーズは、まずありません。テレビドラマは一話あたり30分から1時間程度のものが多く、短めのシリーズであっても合計で10時間を優に超えるのが普通です。つまり、自分の好みに合ったシリーズを一本見つけて最後まで見通すだけで、映画一本分をはるかに上回る中国語のリスニング練習量が自然と確保できることになります。

そして、復習という観点で見ても、テレビドラマの方に軍配が上がります。毎週の放送をリアルタイムで欠かさず見られない視聴者が一定数いることを制作側も分かっているため、新しいエピソードのどこかには、必ずと言っていいほど前回までのあらすじや要点が織り込まれています。おかげで、同じ単語や表現に何度も自然に触れることになり、意識しなくても繰り返し耳に入ってくるうちに、いつの間にかしっかりと記憶に定着していくのです。

【留学生の体験談】ドラマの「前回のあらすじ」で復習できていた話

🇨🇳 深圳での語学留学、寮での自主学習中の気づき

深圳に留学中、寮でドラマを一気見していた私は、毎話冒頭に入る「前回のあらすじ」部分を最初は無駄な時間だと思って早送りしていました。ところがある日、その部分でルームメイトが「这段总结得真好,把上次的重点都说了」(このまとめ、前回の要点がちゃんと入ってて上手だね)と言っているのを聞いて、見方が変わりました。

それ以来、あらすじ部分もあえて集中して聞くようにしたところ、同じ単語や表現に自然と何度も触れることになり、気づけば聞き取れる語彙が増えていました。2時間で終わる映画とは違い、何十話も続くドラマだからこそ得られる「自然な復習」の効果を実感した経験でした。


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