「to」と「for」の違い、その2

Q. 「to」と「for」の違い、その2

結論:「to」は場所、「for」は目的を示す確かに「to」も「for」も「に」に訳せるので混乱しやすい。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。

「to」と「for」の違い、その2

「give O to」、「show O to」等と「buy O for」、「make O for」等のto と forの違いがわかりません。



なぜ、「buy to」や「make to」じゃだめなんでしょうか
このtoとforの使い分け、違い、他の前置詞だとだめな理由を教えて下さい。


-ANSWER-

「to」は場所、「for」は目的を示す

確かに「to」も「for」も「に」に訳せるので混乱しやすい。
ちょっと長い話になりますが一個ずつ見てみよう。


1.「to」
とりあえずこの文章を考えてみよう:
I went to Osaka.

これは確かに「私は大阪に行った」と訳してもいいです。
そしてもう一つの訳し方は「私は大阪へ行った」。


つまり「to」を使うと何かが動くや移動することを表します。
たとえば:
I gave a book to my friend.
これは「私は友達に本をあげました」を意味しますね。
つまり最初は自分が本を持って、最後に友達がその本を持つ。
別の言い方にすれば最初に本は自分の所にあって、「give」の動作を通してその本が移動して友達の所に行きます。
何かが動いたので「to」を使います。


ちょっと複雑な話になりますが、「show」も同じイメージです。
昔ならメールやテレビがなくて、何かを友達に見せようとするとその物を手に持って見えやすくするように友達の方へ手を出して見せるしかなかったです。


2.「for」
「for~」は元々「~のために」を意味します。
つまり動作を通して何かが移動ではなく、動作を通して誰かの状況がよくなることを表します。


たとえば:
I bought a book for my friend.

これは「友達に本を買った」と訳してもいいです。
しかしもう一つの訳し方で「友達のために本を買いました」。
今回の動詞「bought」を通して本自体が友達の方へ移動しないから「to」を言いません。
「bought」を通して友達はいずれにその本を所有することになる(つまり友達の状況がよくなる)のでここで「for」を使います。


「I made dinner for my friend」は同じです。
「make」を通して作った食べ物の場所は変わらないので「to」は使いません。
しかし「make」を通して友達の状況がよくなるので「for」を使います。



例文とリアルなニュアンス

"I gave a book to my friend."(友達に本をあげた)のように、物が実際に移動する場合は"to"を使います。

"I bought a book for my friend."(友達のために本を買った)のように、相手の利益になる行為には"for"を使います。

類似表現との違い

  • to + 対象:物や情報が実際に移動する動作(give, show)
  • for + 対象:相手の利益のために行う動作(buy, make)
  • 判断の目安:「何かが物理的に移動するか」で見分けられる

監修者より一言:toとforの違いは「動作を通して何が起きているか」をイメージすると、直感的に区別できるようになります。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

👉 無料体験レッスンの詳細・お申し込みはこちら