「all」の使い方

Q. 「All of his songs are very good.」と「All of his song is very good.」はどちらも正しいですか?意味は同じですか?

結論:songが単数か複数かで動詞と意味が変わります。All of his songs are very good.(主語songsは複数、動詞areと一致)は「彼の曲はどれもいい」という意味。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。

「all」の使い方

All of his song are very good.がいけないのはどうしてですか?
あとは参考書には代名詞としてallを使うときは、「すべてのもの」であれば単数扱いとあります。
All of his songs is very good.
All his songs are very good.
2つとも正しいですか?

-ANSWER-

「all of his songs are」も「all of his song is」も大丈夫が、意味が異なります

次の文章を一つずつ見ると理解頂けると思います。
1.All of his song are very good.
これは意味になりませんね。
なぜならこの文章の主語が「song」、そして動詞が「are」ですから。
「song」は単数形の名詞なので代名詞に変えると「it」になります。
つまりこの文章の主語は「it」のに使われている動詞がその主語に合わない「are」ので文法になっていなくて通じません。
2.All of his songs are very good.
今回主語が「songs」になっていますね。
「songs」は複数形の名詞なので代名詞に変えると「they」になります。
主語の「they」と動詞の「are」が合っているのでこの文章は文法が大丈夫で通じます。
そしてこの文章は「彼のいくつもの曲は全ていいです」を意味する。
つまり彼のA曲、B曲、Z曲、どれでもいい曲です。
「All his songs are very good」でも大丈夫です。
「All of his songs are very good」と同じ意味です。
3.All of his song is good.
今回の主語が「song」ですね。
「song」は単数形の名詞なので代名詞に変えると「it」になります。
主語の「it」と動詞の「is」が合っているのでこの文章は文法が大丈夫で通じます。
しかしこの文章は上の文章2と意味が違います。
「All of his song is good」の主語「song」は単数形なので「彼の一つの曲」だけの話になっています。
そしてその一つだけの曲の全て(つまりその一つの曲の始まりも間中 も終わりのところも全て)がいいって意味をします。
「All of his song is good」を言うと彼のA曲は最初から最後までいいですが、彼のB曲、Z曲などについて何も言われていません。
4.All of his songs is very good.
今回の主語は「songs」ですね。
「songs」は複数形の名詞なので代名詞に変えると「they」になります。
しかしこの文章の動詞は主語の「they」に合わない「is」なので文法になっていなくて通じません。


■ all と紛らわしい表現の違い

「all」の使い方をさらに広げて、似た意味で使われる代名詞・形容詞との違いも整理しておきましょう。

 ・代名詞としてのall
 「all」を単独で「すべてのもの・すべての人」という意味の代名詞として使うとき、指しているものが一つのまとまりであれば単数扱いになります。
 例:All is well.(すべて順調です) → 「all」全体を一つのまとまりとして捉えているのでbe動詞は「is」。
 一方、複数の人やものを指している場合は複数扱いになります。
 例:All are present today.(今日は全員出席しています) → 「all」が「人々」を指しているのでbe動詞は「are」。

 ・all と every の違い
 「every」は「どの一つを取っても」という意味で、後ろには必ず単数名詞・単数動詞が続きます。
 例:Every song is good.(どの曲もいい)
 「all」は複数名詞・複数動詞、または一つのまとまりとして捉えた単数名詞・単数動詞のどちらとも組み合わせられ、「全体としてまとめて」というニュアンスが強くなります。

 ・all と each の違い
 「each」は「それぞれ個別に」という意味を強調し、こちらも単数名詞・単数動詞で使います。
 例:Each song has its own style.(それぞれの曲に個性がある)
 「all」が全体をひとまとめに評価するのに対し、「each」は一つひとつを分けて見るときに使います。

 ・all と whole の違い
 「whole」は可算名詞の単数形と組み合わせて「〜の全体」を表します。
 例:I listened to the whole song.(その曲を最初から最後まで聴いた)
 「all」を単数の可算名詞と組み合わせるときも近い意味になりますが(All of his song is good.)、「whole」の方がより自然で一般的な言い方です。複数名詞や不可算名詞には「whole」は使えないので、その場合は「all」を使います(all the songs / all the music)。



例文とリアルなニュアンス

"All of his songs are very good."(彼の曲はどれもいい)のように、主語が複数のsongsならareを使います。

"All of his song is very good."(彼のその一曲は全体を通していい)のように、単数のsongならisを使います。

類似表現との違い

  • All of his songs are ~:複数の曲について「どれも」と評価する言い方
  • All of his song is ~:一曲の「全体」を評価する言い方
  • 主語と動詞の一致:songが単数か複数かで動詞の形が変わる

監修者より一言:単数形と複数形の違いだけで意味が大きく変わる例は、英語ならではの面白さです。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

👉 無料体験レッスンの詳細・お申し込みはこちら