英検と英文法
英検と英文法英語上達へのアドバイス
Vol.11
― 英検と英文法 ―
前々回は センター試験における英文法、前回はTOEICにおける英文法の重要度についお伝えしました。
今回はTOEICとならんで日本の3大資格試験(英検、TOEIC、漢字検定)に数えられる英検と英文法の相関性について触れたいと思います。
英検は今も日本国内で最も受験者数の多い試験の一つで、幅広い年代の方が毎年受験しています。
ただ、英検はTOEICと違い、レベルにより必要に応じて、受験する級が違います。
今回は3級以上(英検は5級からあります。
)に焦点を当てようと思います。
◆問題形式変更で文法を軽視したのか!?
英検は2024年度から1級〜3級までの出題形式が一部改訂されました。
全級でリーディングの問題数が減少し、準1級以上ではライティングに要約問題が1題追加、準2級・3級ではEmailへの返信問題が新たに加わっています。
以前は語順整序(予め与えられた単語の並び替え)という、文法の知識に直結した問題がありましたが、これはすでに全級で廃止されており、英作文を書く=ライティングが文法力を測る中心的なセクションになっています。
さらに今回の改訂で要約問題やEmail返信問題が加わったことで、以前にも増して正確な文法知識が求められるようになりました。
ライティングこそ出題者が英文法の能力を測るのに非常に便利です。
もちろん全体の構成も重要ですが、まずはセンテンスを作るために語順、時制、冠詞、前置詞など多くの文法的な知識が必要です。
かつての語順整序だと適当に埋めた答えでももしかしたら正解になるケースもあったかと思いますが、自由に記述するライティングやEmail返信問題ではそうはいきません。
つまり、ライティングやEmail返信問題が出題の中心になったことで、以前の語順整序問題よりもさらに精度の高い文法の知識能力を測るセクションになったと言えます。
ちなみに英検(3級以上)は2次試験でスピーキングテストがありますが、 そこでも正しい文法を駆使して話すことができれば、それだけ合格の可能性は高くなります。
今後、英検も含め、多くの英語の試験は、今まで以上にリスニングやスピーキング能力を測るようなテストにシフトしていきます。
ただし、その土台として文法の知識は大切な要因になるでしょう。
