Vol.24 再来年度の大学入試制度変更(英語について)、及び2020年に向かって(2)
前回から2020年度に大きく変化する英語教育事情、それに向けての話に触れました。
今回は、前回に引き続き、国立大学が既存の民間テストを入学の評価の対象とするとの発表を行ったことに対する、対応策のアドバイスの続きです。
結論としては、英検を受験するのが一番の近道と前回伝え、簡単にその理由を並べました。
今回は更に詳しくお伝えします。
1.受験料が比較的安い。
現時点での英検の受験料は2級で5,800円、準1級で6,900円です。また2級は準会場(団体受験会場)だと5,400円です。これは他の試験に比べて破格に安いと言えます。
おそらく評価対象になるであろう他のテストの受験料を挙げてみます。
・TOEFL(iBT)=$235 (日本で受験する場合)現時点でおよそ25,000円
・TOEIC Listening +Reading 及び Speaking +Writing、トータルで15,985円
・ケンブリッジ英検=27,000円(日本で受験する場合)
・IELTS=約25,000円
・GTEC=12,960円
これらと比べると一目瞭然です。
仮に2回受験する(国立大学協会で、高校3年間の4月~12月まで2回受験できると決定しています。)として、英検準1級を2度受験したら13,800円、2番めに安いGTECでも26,000円、それと比べても12,000円以上の差があります。他のテストでは更に差額が発生します。
2,教材、テキスト等が比較的充実している。
3,多くの学習塾などで対策コースがある。
ある有名オンラインショッピングサイトで、<テスト名 参考書>と入力して検索数を調べてみました。また、検索サイトで同じように<テスト名+対策コース>と入力してヒット数を調べてみました。(2017年12月)
・英検・参考書=2,200( 英検対策コース=約757,000件)
・TOEFL・参考書=534( TOEFL対策コース=約511,000件)
・TOEIC・参考書=827( TOEIC対策コース=約650,000件)
・ケンブリッジ英検・参考書=7件( ケンブリッジ英検対策コース約150,000件)
・IELTS・参考書=123件( IELTS対策コース=約224,000件)
・GTEC・参考書=5件( GTEC対策コース=約132,000件)
上記のように現状では、経済的な優位性や認知度、参考書や対策コース数を考えると大学入試のための外部試験は英検の利用がやはり無難な選択肢と言えるかもしれません。
次回ももう少し資格試験と大学入試の話をお伝えしようと思います。
【留学生の体験談】資格試験の受験料を比較して留学資金を節約した話
💰 留学準備で資格試験の受験費用を見直した経験
留学を計画していた際、渡航先の大学が要求するスコアを取るためにIELTSかTOEFLかで迷い、それぞれの受験料の高さに驚きました。友人に相談すると「まずは安く受けられる英検である程度力をつけてから、本番のテストに絞って受けた方が結果的に節約になるよ」とアドバイスされました。
実際にその通りにしてみると、英検で基礎力を固めてから本番のIELTSを一発で目標スコアに到達でき、余分な受験料を払わずに済みました。試験ごとの費用と特徴を事前に比較しておくことが、限られた留学資金を賢く使う工夫になるのだと実感した経験です。
