Vol.58 色々な英語(American English,Australian English,British Englishなど)、英語圏の外国人について
ここ数回にわたって様々な英語圏の英語について触れてきました。また、その国と日本との関わりについても少し触れました。今回はカナダ英語、そしてカナダについて触れていこうと思います。
何度も念を押すようですが、ここ数回と同様あくまで私が触れたカナダ英語、あるいはカナダ、カナダ人である旨はご了承ください。
現在はあまりカナダ、カナダ人と直接関わることはそんなに多くはありませんが、以前は、カナダのバンクーバーでホームステイしたり(数泊ですが)、あるいは数年間トロント出身のカナダ人達と一緒に働いたりしてきました。そこで私が感じたカナダ人の英語の特徴は以下のものが挙げられました。
・比較的書き言葉としてのカナダ英語はイギリス英語に近い。
例えばCentre, colourなどイギリス英語で使われるスペルが一般的。(一部アメリカ英語で使われるスペルもある。)
・話し言葉としてはアメリカ英語の発音に近い。
・イギリス英語やオーストラリア英語のように目立ったアクセントがあまりない。
加えて西部と東部とで日本の東京と大阪のような訛りもそれほどない。
バンクーバーで出会ったホストファミリーとトロント出身の同僚との英語の違いはあまりありませんでした。
・個人差はあるが、一般的に話すスピードがそれほど速くない。
日本人の多く、特に成人日本人の多くは中学、高校でアメリカ英語、および発音をベースにした教育を受けている方が多く、そして個人差はあると思いますが、話す速度がそれほど速くないというのは、カナダ英語は日本人が聴き取るのに、そして学習するのにうってつけとも言えます。
個人的に、リスニング力を上げるために一番どの英語圏の国の話し言葉を聞くといいのかと考えたとき、上記の理由から一般的にカナダ人が話す英語が日本人にとって適していると思います。
2016年度で約30万人の日本人がカナダに渡航していたそうです。(前年比10%増)
*Official statistic data of each eountryより
また、2017年には同じく約30万人のカナダ人が日本に渡航したとのことです。
*日本政府観光局出典のデータより
また、カナダは、オーストラリア、ニュージーランドに次いで3番目に古い日本とワーキングホリディ協定を結んだ国でもあります。(1986年開始)そういう意味でも英語圏の中でも若年層の交流を活発化させるのに前向きといえます。
先ほども伝えましたが、個人的に母国語が英語圏(アイルランド、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド)の中では一番なじみやすい英語だと思うので、もしカナダ、あるいはカナダ人と交流がある方で英語を学ぶのに前向きな方は自分をラッキーな状況にあると思っていいと思います。
【留学生の体験談】"colour"のスペルにイギリスとアメリカの混在を感じた話
🍁 カナダの大学でレポートを書いた留学生の経験
カナダに留学中、レポートで"color"とアメリカ式のスペルで書いたところ、教授から "In Canada, we usually spell it 'colour'."(カナダでは通常"colour"と綴りますよ)と指摘されました。発音はアメリカ英語に近いのに、書き言葉ではイギリス式のスペルが使われることに戸惑いましたが、それこそがカナダ英語ならではの面白さだと気づきました。
クラスメイトに聞くと、"centre"や"favourite"のようなイギリス式スペルと、アメリカ英語に近い発音が混在するのがカナダ英語の特徴なのだと教えてもらい、一つの国の中にも複数の英語圏文化が共存していることを実感した経験です。
