最近の英語教育のニュースVol.3
前回、前々回と東京都が高校入試にスピーキングを導入するというニュースについて触れました。
今回もさらにそのテストについて触れていこうと思います。*結局は見送りとなりましたが、福井県は2019年にスピーキングテストを導入予定でしたし、大阪府は2018年にスピーキングテストを開発する事業者を公募しています。
前回は問題の前半部分にふれましたが、今回は後半に出題された内容に触れようと思います。
実際には以下のように、大きく分けて6つの問題がプレテストで出題されたとのことです。
1.What is your favorite animal?
2.What time do you usually get up? Or What time do you go to bed?
3.Do you have any plans for next Sunday? (Yes/No Question)
4.校内アナウンスの音読(約30単語をまず30秒間黙読、その後音読)
5.3つのつながりのあるイラスト(3コマ漫画のようなもの)を見てそのストーリーを1分間で考えその後、ストーリーを45秒間で発話する。
6.自分が好きな季節(行きたい国)について90秒で考え、3文以上の英文を作り、45秒でスピーチを行う。
(話す内容に関して、以下の3つのヒントが記載されている。)
・好きな理由
・その理由の補足情報
・その季節にしたいこと(好きな国でしたいこと)
後半の問題、4番目は音読をさせる問題だったとのことです。
校内アナウンスで以下の内容を英語で伝えさせるという問題だったようです。
*Set A とSetBの2種類のテストが用意されていたようです。
setA「本日は体育館が使用できないので放課後バスケットボールをしたい場合は**公園を利用してください。体育館は明日は利用できます。」 setB「本日は図書室が使用できないので放課後本を借りたい場合は**先生に相談してください。図書館は明日は利用できます。」
問題4のスクリプトを見ると、おそらく採点基準の判断としては単語のアクセントの位置は理解しているか、センテンスの中でどの単語を強めて発話すると伝わりやすいか、あとはLとR、BとVの違いを明確にできるかどうかが主な部分だと思います。
攻略は本当に簡単です。これまでどれだけ英語を発話してきたか、どれだけ英語で誰かに話しかけてきたか、そしてこれからどれだけ英語発話するか、英語で話しかけるか、その機会が多ければ多いほど間違える部分が少なくなりますし、どのような話し方が伝わりやすいかもわかってきます。
ぜひ学校にいるであろうALT(Assistant Language Teacher〉に時間をとってもらって、彼らに話しかけるか、自分の英語(ナレーション)を聞いて、アドバイスをもらえるようにこんな感じで聞いてみてください。
“Excuse me. Could you please give me any suggestions after my speech?
次回ももう少しスピーキングテストについて続けます。
【留学生の体験談】LとRの発音を何度も指摘され続けた話
🔤 音読練習では気づかなかったLとRの混同を留学先で自覚した学生の経験
高校入試のスピーキング対策で音読練習をしていた際にはあまり気にしていなかったLとRの発音の違いが、留学先で "I'd like some rice."(お米が欲しいです)のつもりで話したところ、"lice"(シラミ)に聞こえてしまい、クラスメートに笑われてしまったという留学生の経験があります。
日本語にはない音の区別のため、頭では分かっていても発話するとどうしても混同してしまうことに気づき、それ以降は舌の位置を意識しながらLとRを含む単語を繰り返し発音練習するようになりました。音読で正しく読めることと、会話の中でとっさに正確な音を出せることは別のスキルだと痛感した経験だったといいます。
