英文メールのすすめ(44)「2者のうちのどちらも~ではない」 「2者のうちのどちらかが~」

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


今回は”2者の選択”に関連したフレーズを選びました。2つの事柄や選択肢があった時のどちらか、あるいはどちらも否定する場合のフレーズです。
日常生活でもビジネスにおいて「どちらも~ではない。」や「どちらかが~。」などというような表現をする際に使われるごく一般的なフレーズです。

①neither 「(2者のうちのどちらも~ではない。」
②either  「(2者のうちのどちらかが~。」

①この”neither”はよく”nor”とともに使われていて”Neither A nor B”=<A でも Bでもない>という表現が非常によく使われます。
例えば「タバコも吸わないしお酒も飲まない。」という表現は以下になります。
“I neither drink nor smoke.”
また、話し相手が否定の表現をした時に、自分もその否定表現に同意する時にも使われます。
例えば、誰かがあるものが好きじゃないと言ったことに対して、自分も好きじゃない場合に以下のように使うことができます。
A:“I don’t like the movie”
B:“me neither.”

②”either”は”or”とともに頻繁に使われる表現です。”either A or B”=<AかBかのどちらか>という表現として頻繁に使われます。
例えば二つの選択肢があってどちらか選択可能なときの頻出表現です。
”You may go either to Paris or to London”
また、①で以下の表現を使用しました。
A:“I don’t like the movie”
これに対して、以下のように答えても、自分も好きじゃないという表現が可能です。
B:“I don’t like the movie, either.”

【留学生の体験談】"Me neither."が共感の一言として重宝した話

🙋 クラスメートとの雑談で自然な相槌を身につけた留学生の経験

留学先でクラスメートが"I don't really like spicy food."(辛い食べ物はあまり好きじゃないんだ)と言った際、"Me neither."(私も苦手です)と短く同意を示した学生が、この簡潔な相槌のおかげで会話がテンポよく続いたという経験があります。長い文章で説明しなくても、短い相槌一つで共感を示せることに気づいたそうです。

また、旅行先を選ぶ際に"You can choose either Paris or Rome for the trip."(旅行先はパリかローマ、どちらか選べます)と言われ、二択から一つを選ぶ場面でも自然にこの表現を使えるようになったといいます。否定の同意と二択の提示という、会話でよく使うシンプルな構文を身につけたことで、日常会話のテンポが格段に良くなったと実感した経験だったそうです。