英語に関するQ&A(3)TOEIC730と英検準1級

Q. TOEIC730と英検準1級(1次試験のみ)だと、どちらの方が簡単ですか?

結論:ビジネス場面に特化して学習すればTOEICのスコアは伸びやすく、幅広いテーマに触れておくと英検準1級合格に有利になります。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


10/18更新
英語に関するQ&A(3)
前回に引き続き以下の質問に対する答えを続けます。


Q:TOEIC730と英検準1級(1次試験のみ)だと、どちらの方が簡単ですか?


前回、基本的には英検準1級のほうが難易度が高いだろうとお伝えしました。
リーディング、ライティングについてはお伝えしました。もともとライティングに関してはTOEIC L&Rでは出題されていないのでその分、英検のほうが単純に学習時間が必要になります。


A:今回はリスニングについてです。TOEICと英検の出題傾向をそれぞれお伝えしたいと思います。


 TOEIC L&Rで出題される問題もビジネスシーンで行われる会話、および買い物などの日常生活での会話が頻出します。
なのでリーディング同様、リスニングにおいても、なじみのある場面を思いださせる問題が多く出題されます。
また、ビジネス会議の場面がリスニングの問題に出てきたとしても、非常に専門的な用語はほぼ出てこないはずです。
学生の方や専業主婦のような方だったとしても、問題集などでプレゼンテーションの最初の場面で使われるフレーズや、会議中の表やグラフについての説明で使われるフレーズなどに慣れておくことで、ある程度対応できるはずなのでこれも参考書などでビジネス場面の問題をピックアップして繰り返し聞いてみてください。


 英検準1級の場合、リスニングに出てくるトピックが日常生活だけでなく、ビジネスシーンでの場面を想定したものもあったりしますが、さらに自然科学系の話題、歴史の話題、環境問題や世界各地の話題など、多岐にわたるトピックから出題されます。
一般的な語彙自体は準1級レベルにふさわしい単語が出ますが、やはり中には難しい専門用語が出てきます。
そのような用語は直接問題にかかわる事はないことが多いですが、その単語がリスニング中に出てくることで、戸惑うことがあるかもしれません。
そのことが英検のリスニングのほうが難易度が高く感じる要因ともいえるかもしれません。
つまり、ビジネスでの場面を想定した問題に特化して学習すれば、TOEICのスコアは英検準1級取得よりも伸びる可能性は高いと思います。
逆に幅広い範囲で英語に触れておくと英検合格に少し有利になり得ます。
ただ、個人的には、英検の問題はとても興味深いTOPICが問題として使用されることが多いですし、試験問題も持って帰ることができるので、英語の学習・復習プラス新たな知識も身につくという意味で、受験してみるのもいいと思います。


例文とリアルなニュアンス

"Let's take a look at the chart on page three."(3ページのグラフを見てみましょう)はTOEICのビジネス会議で頻出のフレーズです。

英検準1級のリスニングは自然科学や歴史など多岐にわたるテーマから出題されます。

類似表現との違い

  • TOEICリスニング:ビジネス・日常のなじみある場面が中心
  • 英検準1級リスニング:専門用語を含む幅広いテーマから出題
  • 対策の方向性:ビジネス場面特化ならTOEIC、幅広い教養なら英検が有利

監修者より一言:自分が伸ばしたい英語力の種類によって、TOEICと英検のどちらを優先すべきかが見えてきます。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

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