英語に関するQ&A(65)英語でスピーチをする時の構成の基本

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


Q1:明日、宝物について英語のスピーチがあるのですがなかなか思いつきません。1分程度話せれば大丈夫なのでどなたか考えていただけませんでしょうか?
宝物は漫画です。


A:今回の質問はスピーチに焦点を当てました。以前の中学や高校の英語授業に比べて、現在の英語の学習は、授業の中でスピーチやプレゼンテーションをする頻度がとても高くなったそうです。個人的な意見としてとてもいいと思います。聴くこと、そして話すことは非常に今後の社会人生活においてきっと役立つでしょう。


基本的に、英語でスピーチやプレゼンテーションをする時の構成の基本は、大きく3つに分けるような構成にすればいいと思います。まず、日本語で以下の構成を考えます。


①イントロダクション(序盤、序論)で結論を簡潔に伝える
②メインボディー(本文、本論)で結論に達した理由やその具体例などを伝える
③コンクルージョン(終論)で結論を再び伝える。(可能であればイントロダクションとは別の表現や言葉を使って伝える。)
上記の構成で組み立てれば、とてもシンプルになるし、聞き手にもわかりやすいスピーチができると思います。以前触れたこともありますが、この構成は、ライティングでもそのまま転用できます。同じ要領で組み立てることで読み手にも分かりやすいエッセイができあがると思います。


例えば、
① イントロダクション
 「今から私のスピーチを始めます。まず始めに、私の宝物について皆さんに伝えさせてください。私の宝物は漫画です。」


② メインボディー
「漫画を読むことはとても楽しいからです。それに英語や数学などを勉強することはとても大変ですが、漫画を読むのはとても簡単だし、リラックスすることができます。」
「例えば、鬼滅の刃はとても人気があります。だから多くの友達がその漫画を読んでいるので、私は、その友達とその漫画についての話ができます。」


③ コンクルージョン
「だから私にとって漫画は、自分にとって一番大切なものです。以上です。」


まずは、上記のような日本語を英語にしてみてはいかがでしょうか。比較的簡単な英文で作ることができると思います。そしてその構成を組み立てる為の繋ぎ言葉(接続詞)を沢山知識として積み上げておけば、スピーチ(プレゼン)の流れが急に別の方向に進むこともなく、とてもスムーズになると思います。
                    アドバイスVol.176では、英検の面接対策について触れています。スピーチは、面接と関連する部分もあると思うので、そちらのアドバイスについても一度ご覧になってみてください。

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【留学生の体験談】イントロ・ボディー・結論の型で自己紹介スピーチを乗り切った話

🎒 語学学校初日の自己紹介で頭が真っ白になった話

留学先の語学学校で初日にクラス全員の前で1分間の自己紹介をすることになり、何を話せばいいか分からず頭が真っ白になりました。とっさに日本で習った「イントロダクション→メインボディー→コンクルージョン」の3部構成を思い出し、"Let me introduce myself. My name is..."と結論(自己紹介の主題)から話し始めました。

本論で趣味や日本から持ってきた思い出の品について理由を交えて話し、最後にもう一度まとめの一文で締めくくったところ、先生から"That was a clear and well-structured speech."(分かりやすくまとまったスピーチだったね)と褒められました。日本語で先に構成を考えてから英語にするという手順が、緊張した場面でも冷静に話をまとめる助けになった経験でした。



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