英語に関するQ&A(77)英語のリスニングの問題のヒント

Q. 英語のリスニングの問題で、

結論:"has"は過去分詞、"completely"は名詞以外の品詞を示すヒントになるため、正解は名詞の"recovery"ではなく過去分詞の"recovered"である可能性が高いです。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


Q:英語のリスニングの問題で、
She has completely ( ). と言う文章が流れ、括弧の中は”recovery”と言っているように聞こえたのですが、合っているでしょうか。
話の流れとしては病院で家族の病歴を看護師山河聴いているという設定の流れです。どなたか教えて頂けるとありがたいです。


A: この質問を選んだのは、リスニング問題も文法的な部分から正解を導く事が可能であるとお伝えしたかったからです。おそらく、この問題は、中学か高校でのリスニング試験の問題だと思います。この問題は、リスニング能力を測る問題だけではなく、基礎的な文法力も測る問題だと思います。というのは”has completely”をちゃんと記載しているからです。出題者は、”has”があることで①時制に関するヒント、そして”completely”があることによって②次に来る品詞に関するヒントを与えてくれています。


①のヒントに関して、
“has”は大きく分けると動詞として使われるか、現在完了形を表現する為に使われるかの2択です。もし動詞として使われているならば、基本的にその後に(何を)持つのかという(何)という名詞が必要になります。もし現在完了形を表現するために使われているならば、原則として動詞の過去分詞形が後ろに来るはずです。この時点では選択肢が2つあります。


②のヒントに関して
”completely”は<完璧に、完全に>というadverb(副詞)です。副詞は、名詞以外の品詞などをより詳しく説明(=修飾)します。( )の後にはすぐにピリオドがあり、文章が終わります。つまり”absoletely”の後の( )の中には、必ず名詞以外の品詞を入れる必要があります。


①と②のヒントから( )の中には、動詞の過去分詞形、そして名詞以外の品詞が入る可能性が高いことが分かります。そして質問者様は”recovery”のように聞こえたとの事でした。”recovery” は名詞ですので、そのままではおそらく不正解です。つまりrecoveryに近い過去分詞形が正解の可能性が高くなります。”recover”=<回復する>という動詞の過去分詞形である”recovered”が正解であると思われます。


前回のアドバイスVol.232では、英語のリスニングと文法の関係性について触れています。そちらのアドバイスについても一度ご覧になってみてください。


例文とリアルなニュアンス

"has completely recovered"のように、現在完了形は"has"の後に過去分詞形が来るという文法ヒントがあります。

"completely"のような副詞の直後には、名詞ではなく動詞や形容詞が来ると推測できます。

類似表現との違い

  • hasの2つの使い方:動詞(持つ)または現在完了形を作る助動詞としての用法
  • 副詞(completely)のヒント:名詞以外の品詞が続くことを示す文法的な手がかり
  • recovery(名詞)とrecovered(過去分詞):似た音でも文法的役割が異なる紛らわしいペア

監修者より一言:リスニングは耳だけでなく文法知識を総動員することで、聞き取れなかった部分も正解に近づけます。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

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