英語に関するQ&A(64)英語の語彙力を上げる方法

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


Q1:英語の語彙力を上げる方法について。私は英語で会話はできるのですが、話していて、すごく語彙力がないなと思います。もっと表現を増やしたいのですが、効果的なものを教えて下さい


A:よく考えたら、今までかなりの人に、どうしたら語彙力がつくのかという質問をされてきています。その際、基本的には単語帳は使わず、雑誌や本、英字新聞、インターネットの記事などを利用して語彙を増やすようなやり方を奨励してきました。特定の試験に向けた試験対策でなければ、その方が、より一般的な語彙が増える可能性が高いからです。
 ただし、近い将来(1ヵ月後~半年後位)ある特定のテストを受ける場合、例えばTOEICやTOEFLなどの英語資格試験を受験することを予定している場合は、その試験向けの単語集を使用してもいいかと思います。
 何故単語集ではなく、雑誌やネットの記事を語彙力アップのために奨励するかという理由は以下の通りです。


①文章の中で周りの意味のわかる単語と結びつけながら覚えるので記憶に残りやすい。
②意味の分からない単語が文章の中のどの部分で使われているかも理解できるので、品詞(名詞なのか動詞なのか形容詞なのかなど)の分類もしやすい。
③自然に文章の中の他の単語を復習することもできる。
時間に余裕のある方はこの方法で語彙を増やしていく方が、覚えやすくて忘れにくいと思います。 もちろん語彙の増やし方は色々ありますし、人それぞれですが、この方法も選択肢の一つとして考えてみて下さい。


前々回のアドバイスVol.62では、英検の語の語彙力アップについて触れています。参考になる部分もあると思うので、そちらのアドバイスについても一度ご覧になってみてください。


【留学生の体験談】現地の無料フリーペーパーで語彙が増えた話

📰 単語帳を持って行かなかった留学先で見つけた学習法の話

留学に単語帳を1冊も持って行かなかったことを少し後悔していましたが、語学学校の近くのカフェに置いてあった地域のフリーペーパーを何気なく手に取ったことがきっかけで、状況が変わりました。身近な話題(カフェの新メニューやイベント情報)が書かれていて、知らない単語があっても前後の文脈からなんとなく意味が推測できました。

それから毎週フリーペーパーやローカルニュースのサイトを読む習慣をつけたところ、単語帳で覚えるよりも自然に記憶に残り、しかも実際の会話でその単語を使う機会も増えていきました。単語だけを切り離して覚えるより、文章の中で出会った単語の方がずっと定着しやすいのだと実感した経験でした。

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