英語に関するQ&A(116)TOEICの学習<短文をしっかり対長文を流し読み>

Q. TOEICの勉強で、短文を日本語に変換してしっかり理解するのと、英文をなんとなくイメージで掴むのと、どちらがいいですか?

結論:精読は着実だが時間がかかり、流し読みは短期間でスコアが上がる可能性がある一方で不安定という、それぞれ異なる特性を理解した上で使い分けるのが理想です。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。




Q:TOEICの勉強をしているのですが、勉強の仕方で疑問に思った事があります。
単語帳の短文を使って勉強していて、英語から日本語に変換してしっかり理解するのか、英文を読んでイメージをなんとなく掴めたらいいのか、どちらがいいのでしょうか。
今回は周回を重視しており、時間のかからない後者の方で勉強しています。


A. TOEIC L&Rの学習の仕方についての質問ですね。
おおまかに質問者様は、以下の2つの勉強の仕方に分けて考えていて、どちらを重視すべきかと考えていると言う事だと思います。
①短文をしっかり吟味して精読する勉強方法
②長文を流し読みのようにして全体の内容をは把握する勉強方法
それぞれのメリット、デメリットそしてTOEIC L&Rのスコアにどのように繋がるかも含めてアドバイスします。


①このやり方は”急がば回れ”の方法と言っていいかもしれません。
TOEICのスコアが特効薬のごとくアップする可能性はあまり高くないかもしれませんが、少しずつ語彙、およびグラマーのルールを増やしていくことで、長期的に考えた時に、着実なレベルアップに繋がると思います。
ただ、少し気になったのは、”日本語に変換してしっかり理解する”という部分です。
ゴールは”英語を英語で理解する”事です。
日本語に変換することなく”しっかりと理解する”というゴールが必要です。
少しハードルが高いですが、英語で英語のルールが説明できるようになれれば1つのゴールになると思います。


②英文をざっと読んで”イメージをなんとなく掴む”方法は、①と違い、TOEICのスコアアップにおいて、比較的早い段階でスコアアップの可能性があるかもしれません。
理由はTOEICの設問にはある程度の内容のイメージを掴むことで、全体的になにを伝えたいのかを出題する問題が数題あるからです。
ただし、ふわっとした理解になる可能性もある為、スコアダウンの可能性もその分高くなると思います。
付け焼き刃的な学習という側面もあると思います。


結論としては、TOEICのスコアアップのアプローチ方法として、
①は、スコアアップに時間を要するもののスコアが安定してアップする可能性が高く、
②は比較的短期間でスコアアップする可能性はあるものの、確実性に欠けるのでスコアダウンもあり得ます。


アドバイス vol.238.、vol239.、vol258.、vol.259.でも、TOEIC L&R の学習法に関することについて触れています。そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。


例文とリアルなニュアンス

精読では日本語に頼らず「英語を英語で理解する」ことをゴールにするのが理想です。

流し読みはTOEICの「内容の要旨を問う設問」に対応しやすい一方、理解が曖昧になりスコアダウンのリスクもあります。

類似表現との違い

  • 精読(日本語訳して理解):急がば回れの方法、長期的に着実な語彙・文法力アップにつながる
  • 流し読み(イメージで把握):短期間でスコアアップの可能性があるが確実性に欠ける
  • 英語を英語で理解する:精読・流し読み両方の最終的なゴールとなる理想の状態

監修者より一言:「周回重視」の学習も悪くありませんが、時々は精読に切り替えてバランスを取ることが安定したスコアにつながります。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

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