英語に関するQ&A(120)TOEICのリスニング

Q. TOEICのリスニングについてです。

結論:TOEIC L&R試験に関する批判的な意見をあえて選びました。どの資格試験も全員を納得させるのは難しいですが、TOEICは社会人の英語力を測るリーズナブルな指標として機能しています。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。

Q: TOEICのリスニングについてです。

固有名詞が全く聴き取れず、内容が頭に入ってきません。そもそもこんな聴いたこともない人の名前や会社名を使う意味はあるのか?と疑問に思っています。英単語なのか固有名詞なのか区別がつかず、思考が止まってしまいます。日常でネイティブと会議する時は固有名詞が分かっているので苦労しないのですが、私にとってTOEICは意味のない試験に感じてしまいます。

A: TOEIC L&R試験に関する批判的な意見をあえて選びました。どの資格試験も全員を納得させるのは難しいですが、TOEICは社会人の英語力を測るリーズナブルな指標として機能しています。

質問者様は自主学習もされており、一定のリスニング力があるはずです。ただ、「知らない単語なのでは?」と思考が止まるのは、固有名詞と一般単語の品詞の区別がついていないことにも繋がります。

固有名詞はあくまで「名詞」です。例えば「鈴木がニューヨークに行った」という文と「マハティールがニューヨークに行った」という文は構造が同じです。たとえ「マハティール」が聞き取れなくても、「誰かしらがどこかへ行った」という文脈は掴めるはずです。

まとめると、聞き取れなかった部分を「知らない固有名詞」として捉え、ストップせずに先を聴き続ければ、文脈を追うことは難しくありません。もしそれが難しいのであれば、品詞を瞬時に区別するためのリスニング力がまだ改善の余地(伸びしろ)があると言えます。

アドバイス vol.164、vol.180、vol.182、vol.230 でも、リスニングに関することについて触れています。ぜひ併せてご覧ください。

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例文とリアルなニュアンス

"Suzuki went to New York."と"Mahathir went to New York."は固有名詞が変わっても文構造は同じです。

固有名詞が聞き取れなくても"誰かがどこかへ行った"という文脈さえ掴めれば十分対応できます。

類似表現との違い

  • 固有名詞(人名・社名):文法上はあくまで「名詞」の一種に過ぎない
  • 一般単語との区別:品詞を瞬時に見分ける力が思考停止を防ぐ鍵
  • 文脈からの推測:聞き取れない部分があっても話の流れは追える

監修者より一言:聞こえない固有名詞に立ち止まらず「名詞が来た」と処理して先へ進む姿勢が、リスニング力を底上げします。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

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