英語に関するQ&A(34)英語の発音に詳しい方、教えてください。

Q. 英語の発音に詳しい方、教えてください。

結論:アニメ、あるいはアニメの動画サイトで日本語のリスニングのトレーニングや勉強する外国人が多いと聞きましたが、日本人がアニメの英語の歌を聴いてそれをもとにリスニングの学習と言うのもありですよね。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


Q:英語の発音に詳しい方、教えてください。
進撃の巨人の挿入歌を聞いてて、疑問に思ったのですが。
サビの
It was like a nightmare
<It's painful for me>
というところが、pain for me にしか聞こえないのですが、ここまで略して発音するものなのでしょうか?
fって一度軽く唇を噛む感じになるから、
ペインフォフォァミー って感じになるんじゃないかと気になりまして。
Siriの読み上げ機能だと、そのように発音していました。
英語って、わたしような英語に不慣れなものからするとビックリするほど、省略?して発音することがあるので、今回もそうなのかもしれませんが。英語に達者な方、ご教授ください!


A:アニメ、あるいはアニメの動画サイトで日本語のリスニングのトレーニングや勉強する外国人が多いと聞きましたが、日本人がアニメの英語の歌を聴いてそれをもとにリスニングの学習と言うのもありですよね。外国人と同じアニメのインフォメーションシェアできるので、今後のネイティブとのコミュニケーションにも役立つかもしれません。
 実際その歌の動画サイトに行って、まずどんな歌なのかも含め、最初から最後まで該当する部分を聴いてみました。まず、歌っているのは外国(アメリカ)での生活経験が長い日本人の方のようです。
そして肝心の部分、何度か同じメロディーで出てくるようですが、確かに質問者の方が聞こえるように<painful>の<ful> の部分がほとんど聞こえません。
今回はこの方へのアドバイスも含め、発音に関する2点に注目したいと思います。


①似たような子音の連続で音が消える。
reduction(リダクション)と言う英語を発音する時の頻出パターンです。
例えば<What does she want?>と言うセンテンスの場合、
<What>の最後の<t>と<does>最初の<d>の発音は似ています。<t>は無声音、<d>は有声音ですが、その場合でも音が消える(ような)発音になります。その場合、通常最初の子音(この場合は<t>)の音が消えます。また<does>最後の<s>と<she>最初の<s>の発音も似ています。この場合、<does>の<s>が有声音、<she>の<s>が無声音です。この場合<does>の<s>の音(有声音)が消える感じになります。
ちょっと説明が長くなりましたが、要するに、以下に記した様に丸いカッコの部分を発音しないで<What does she want?>を発音してみましょう。
< Wha(t) doe(s) she wan(t)?>
今回の歌の<It's painful for me>にも同様の現象が起きている感じです。
<painful>の<f>と<for>の<f>
*また、<painful>の語尾の<l>の発音はあまりしません。


②また、<f>の発音についてですが、実際は下唇をかむというよりは上の歯を下唇に触れさせる感じです。大げさに表現すると上の歯で下唇を嚙んで発音しますが、会話をしているときはそこまで力を入れてないと思います。Fで始まるタブーワード<f**k>は、によってはかなりあからさまに嚙む人もいるかもしれませんが。


リスニングに関するトピックはVol.1~Vo5で触れています。参考にしてみて下さい。


例文とリアルなニュアンス

"What does she want?"は"Wha(t) doe(s) she want?"のように似た子音が連続すると音が消えることがあります。

"It's painful for me"が"pain for me"に聞こえるのも、この音の脱落(リダクション)が原因です。

類似表現との違い

  • reduction(リダクション):似た子音が連続すると片方の音が消える現象
  • linking(リンキング):単語同士の音がつながって別の音に聞こえる現象
  • 歌のリスニング学習:アニメや洋楽を教材にする学習法も実践的で有効

監修者より一言:「省略して聞こえる」のは間違いではなく、ネイティブの自然な発音の法則を知れば謎が解けていきます。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

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