テキストを選ぶ方法、実は簡単なもの

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


16.テキストを選ぶ方法、実は簡単なもの


「本屋に行ってテキストを見たのですが種類が多くてどれが良いのかわかりません・・・」


こういう悩みはよく聞きます。
確かに本屋で見てみると、数たくさんの本の中から一冊を選ぶのは難しそうですね。
しかし、実はそんなに悩む必要はないです。
英語の勉強は長い道。
あいにく、「この一冊さえあれば、英会話をマスター!」の本は存在していません。


テキストはどれにしても、それが終わっても勉強できるポイントがまだまだ残ります。
しかし幸いなことに、「この本は出来があまりよくなくて、これで勉強すれば英語のスキルが落ちる」本もありません。
そんな原書が作られても、出版社に認められなくて発売にはなれないだから。
つまり本屋で見つけられる本はその現実に無い完璧なテキストと全くダメなテキストの間でしょう。
どんなテキストにしても、最後まで勉強すれば、英語は多くても少なくても上達する。
そしてそのテキストが終わってもまた他のテキストを始めるとまた上達する。


テキストの選び方より、大事なことはとにかく勉強を続けること。
いま勉強する気になっている自分が本屋で疲れてない内に、ちょっとでも良さそうのを買って、そのエネルギーを勉強に使って行こう。


【留学生の体験談】テキスト選びに悩んで何も買わずに帰った反省

📚 留学前、書店で参考書を何時間も比較して結局買えなかった経験

留学前、少しでも良い教材で勉強しようと大型書店に足を運び、文法書だけで2時間以上立ち読みを続けたものの、「どれが一番効率的か」を突き詰めて考えすぎて、結局何も買わずに疲れ果てて帰ったことがあります。その日の夜、留学経験のある友人にその話をすると、"Honestly, any decent book works if you actually finish it."(正直、ちゃんと最後までやり切るならどの本でも十分だよ)とあっさり言われ、拍子抜けしました。

実際、次に書店に行った際は5分で目についた一冊を選んで購入し、そのまま毎日コツコツ続けたところ、悩んでいた2時間よりもその後の数週間の積み重ねの方がはるかに力になったと実感しました。「完璧な教材探し」よりも「今すぐ始めること」の方が大事だと、身をもって学んだ出来事です。

関連記事