英語の勉強はマラソン

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


4. 英語の勉強はマラソン
オリンピック選手なら別の話だが、自分の健康のために走る人には遅いか早いかはとにかく、最後まで走りぬくのは一番大事なところです。
英語を話すのもそうです。


例えば練習で生徒に「私はパスタを食べたいです」を英語で言ってもらうとします。
最初はすらすらと “I want” が言えても、その次に “eat pasta” か “to eat pasta”か、どっちの方が正しいのが分からなくて、”I want” そのままに止まってしまいます。


ここで、「あの先生は厳しい。文章の途中で困っていても助けてくれない」
と思う生徒もいます。


でも、生徒本人が最後まで言わないと勉強にはならないのです。
生徒が”I want”を言って、そして止まったから先生が”to eat pasta”と言えば、生徒の反応は「あっそうそう」に過ぎない。


先生が英語を正しく使えたのは当然なことなので、印象に残らなくて今度生徒が使おうとするときに思い出せる確率もわずか。
それより、言いたいことはとりあえず、そして必ず自分で最後まで言ってみて。
間違っている可能性があれば、当てる可能性もあるよ。
間違えても先生に手伝って自分でもう一回正しく言えたら、その全部が印象に残るワンシーンとして覚える確率が上がります。


【留学生の体験談】途中で助けてもらわず言い切ったら記憶に残った話

🏃 留学先の会話クラスで文を最後まで言い切ろうとした経験

留学中、"I want..."(〜したい)まで言ったところで、"to eat"にすべきか"eating"にすべきか分からなくなり、途中で言葉に詰まってしまいました。先生はすぐに正解を教えるのではなく、"Take your time, you can figure it out."(焦らなくていいよ、自分で分かるはずだから)と待ってくれました。

少し考えた末に "I want to eat pasta."と自力で言い切ることができ、その瞬間の達成感は今でもはっきり覚えています。先生にすぐ正解を教えてもらっていたら、きっとその場限りで忘れていたと思いますが、自分で最後まで考え抜いた経験は不思議と記憶に定着しました。マラソンのように、途中で誰かに手を引かれるのではなく自分の足で走り切ることの大切さを実感した出来事です。

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