外国人上司とのコミュニケーション

Q. 外国人上司とのコミュニケーション

結論:しっかり確認と軽くスマイル 国際的な事務所はコミュニケーションの上で難しいところもありますね。

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


41.外国人上司とのコミュニケーション


上司は外国人で、本社から派遣されている優秀な方です。
私は業務上必要な語学力は身につけており、彼のとコミュニケーションにおいて言葉の問題はありませんが、意志の疎通が完全にはとれていないと感じるときが度々あり、もどかしさを感じています。
気配りの深度であったり、プライベートの関わり方への考え、小さなところでは笑いのセンスなど、 カルチャーの違いと頭では理解しているのですが…。
お互いうまくやっていくための心構えなどがありましたら教えてください。



A.

しっかり確認と軽くスマイル


国際的な事務所はコミュニケーションの上で難しいところもありますね。
逆の日本で仕事している外国人の立場から話せて頂けるなら、こう思います。
意志の疎通が完全にはとれていないってところは、自分が思っているより伝えたいことは上司が理解している可能性もあります。
英語は日本語と違って相手が話している時聞き手は「はい」、「うん」、「そうですか」、「ね」などを言わないで静かに聞くのはマナーです。
つまり特に不明なところがなければ何も言わない。


確かに日本語で会話しているならそんな沈黙している聞く手がいれば自分が上手く言えていないと思ってしまうけど、英語ならそれは通じていることの証明です。
しかしそう言っても日本語があまり喋れない英語圏の人が日本人と英語で会話するとよく勘違いの原因になる気を付けることがあります。
さっきも言ったが、日本語で会話をすれば相手の話しを聞きながらよく「はい」と「うん」を言いますね。
それで母語は日本語なら英語で会話をしても思わずに「yes」を言っちゃ う人はけっこういます。
しかし聞きながら「yes」を言えばこれは「はい」っていうより「賛成します」って意味になります。
しかし聞き手は普通に静かで聞くはずだから、相手が話しながら更に「それは当たり前だから私もそう思っているので早くその先の話に進んで」なので、これは気を付けた方がいいかもしれな い。
英語では相手が言う前でも言いたいことを思い込むのはあまり認められません。
だからこそ英語なら主語抜きの文章は使えない。
しかし不幸中の幸いでこれで相手の意思を確認するような質問は全然失礼と思われていない。


たとえば次のような表現:
“To confirm, do you mean that _____?”
“I’m not sure I caught you. Could you explain that again?”
“Could you clarify what you meant when you said ____?”


もちろん自分の言ったことが通じたかどうかも確認しても大丈夫。
たとえば:
“Did what I said make sense?”
“Was I clear enough on ____?”


正直言うとこういう質問をたくさんすると上司も助かるかもしれない。
そして最後に笑いのセンスの違いなんだけど、これはそんな深く悩まなくてもいいですよ。
考えてみると、世界中でヒットしたドラマやシリアスな映画が多くても、世界中で人気なコメディはあまりないよね。
英語のことわざ”Dying is easy. Comedy is hard”までもあります。
なぜなら、冗談やギャグでオチを聞いた途端に完璧に言葉の意味もニュアンスも理解しないと面白くなくなってしまう。
生まれ育った国を出ている上司は周りの人が笑っても自分が笑壷に入らないことを絶対経験したことがあるのでこれを理解しているはずで。
冗談などの代わりに挨拶さえ元気なら(スマイルなど)で十分ですのでご安心下さい。



参考記事

例文とリアルなニュアンス

"To confirm, do you mean that ~?"(確認ですが、〜ということですか)は誤解を防ぐ丁寧な確認表現です。

"Was I clear enough on ~?"(〜について十分明確に伝わりましたか)と自分から確認するのも有効です。

類似表現との違い

  • 静かに聞く(英語の作法):相づちを打たず黙って聞くのがマナー
  • yesの誤用リスク:相づちのつもりのyesが「賛成」と誤解されることがある
  • To confirm, do you mean ~?:誤解を防ぐ確認の定型表現

監修者より一言:文化的な聞き方の違いを知っておくだけで、外国人上司との「伝わっていない気がする」もどかしさが減ります。使ってみることで一気に定着します。当スクールでは、こうした生きた英会話を楽しめる実践的なレッスンを提供しています。

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