入門の方は何を忘れたらいけないか?①

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


21.何を勉強すればいいか?

英語の勉強の相談されると、よく出る質問は「何を勉強すればいい?」


正直言うと、教師の私はいつもこれの返事が困っている。
特にY.R.C.は実用主義の学校なので、レッスンの中で使えない内容がないのだから。
それぞれのレッスンにはそれぞれの大切さと役立ちがあって、「ココは勉強しなくていい」などはやっぱり言えない。


しかしちょっと質問を変えて、たとえば「何を忘れたらいけないか?」、それなら答えられるよね。
その答えはもちろん本人のレベル(初級や中級など)によって異なりますので、レベル分けで行きましょう。


まずは入門の方から:
入門の方は何を忘れたらいけないか?①


答えは、
言葉の順番です。


たとえば:

I ate fish.


これなら簡単でしょう?
すぐに「私は魚を食べました」で通じますよね。
しかしもうそこまで出来ているなら、この文章は一つの意味として暗記するだけではなく、部分的に理解しましょう。


よくみると、英語に訳すと日本語の「は」と「を」が消えてしまうね。
なぜなら、英語では言葉の順番で「~は」と「~を」が通じます。
なので、この文章を部分的で理解しようと:
(主語)(動詞)(目的語)
になっております。


英語なら、この順番でないといけない。
まぁまぁそういう細かいところはいいだろう?
いけないといっても会話はテストみたいな点付けのもんじゃないし…
と思っている人もいると思うけど、これをしっかり考えましょう。


日本語を話すと、「は」と「を」を正しく使わないと通じなくなってしまいますよね?
たとえば「私を魚は食べた」を言えばおかしいだろう?
おかしいといっても、そんなわけがないのでそう言われても相手が「私は魚を食べた」と言いたいぐらいは分かるだろう!
それはそうかもしれないが、もしこれなら?


①「私は友達を助けた」
②「私を友達は助けた」


両方はありうるでしょう?


正しく使わないと言いたいことが通じないよね。


英語は同じく
「I helped my friend」と「My friend helped me」は両方ありうるので使い分け方、つまり言葉の順番を忘れたらいけない。


【留学生の体験談】語順を間違えて正反対の意味になった話

🔄 留学初期、大事な報告のつもりが誤解を招いた出来事

留学初期、ホストファミリーに"My friend helped me."と言うべきところを、慌てて"I helped my friend."(私が友達を助けた)と語順を逆にして伝えてしまい、「今日、友達が引っ越しの荷物運びを手伝ってくれて助かった」という話のはずが、「今日、私が友達の引っ越しを手伝った」という全く逆の話として伝わってしまいました。

後でホストマザーに "Wait, so which one of you actually did the helping?"(え、結局どっちが手伝ったの?)と聞き返され、初めて自分の語順ミスに気づきました。日本語なら「は」と「を」の助詞で主語と目的語がはっきり区別できますが、英語ではその区別を全て語順に頼っているのだと、誤解を招いた実体験を通して痛感した出来事でした。

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