toとforの違いは何ですか?

この記事の執筆・監修

岡田 真作(有限会社ワイアールシー 取締役 / 成人教育研究者)

横浜国立大学大学院にて「大人の学習継続」を研究し、人との交流が学習効果を高めることを実証。その学術的知見と長年の英語教育・留学支援の実績を融合し、挫折せず楽しく続けられる独自の学習カリキュラムを展開。「今度こそ英語を話せるようになりたい」という受講者の目標達成を強力にサポートしています。


toとforの違いは何ですか?

I gave a book to you.
I gave a book for you.



「to」は「~に」と意味します。
「I gave a book to you」を言うと「あなたに本をあげた」と意味するね。
つまり最初に私がその本を持っていてあなたに渡したって話です。


「for」は「~のために」と意味します。
「I gave a book for you」を言うと「あなたのために本をあげた」と意味する。
この場合は結局もらった本はその「あなた」ではなく他の人です。
つまり私はあなたの代わりに、本を誰かに渡したって話になっております。


「I gave a book for you」の文章だけで結局誰がその本をもらったのは分からないけどね。


こうして「I gave a book to you」のような文章を言う機会が多くて、そして「I gave a book for you」を言う機会が少ないですね。


「for」なら次のようによく使います:
I bought a book for you.
「あなたのために本を買った」


【留学生の体験談】"to"と"for"を間違えてプレゼントの意図が伝わらなかった話

🎁 留学先の友人にお土産を渡そうとしたときの出来事

留学中、友人の誕生日プレゼントを預かって別の友人に渡してもらうよう頼んだ際、"I bought this to Sarah."(これをサラに買った)と伝えたところ、聞いていた友人が一瞬「え、あなたが直接サラに渡したの?」という顔をしました。よく考えると、直接渡す場合は"to"、誰かを介して渡す・その人のために用意した場合は"for"を使うべきだったと後で気づきました。

正しくは "I bought this for Sarah, could you give it to her?"(サラのためにこれを買ったので、彼女に渡してもらえますか)と言うべきで、"to"と"for"を混同すると「誰が実際に受け取るのか」という肝心な情報が曖昧になってしまうと実感しました。小さな前置詞一つで、伝わる状況が大きく変わることを学んだ経験です。

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